何年ぶりだろう

Gus van santの108 Porrraitsは紛れもなく名作写真集のひとつだろう。少なくとも、下手な写真家よりもよっぽどグッと引き寄せられる魅力に溢れている。ポートレイト写真は自分の心象や感情、そして世界との関係の瞬間を切り取るスナップ写真と違い、明確に被写体があり、撮られる側に撮られるという意識があり、関係性の強さが違う。
だからかどうか知らないが、テクニック、センスじゃ誤魔化せない何かがあるんじゃないかな。同じようなPorrraitsでも全然違う印象を受けるのはよくある話。
まあ本当はどうなのか解らないし、頭で解ってるつもりでも言語化する能力が僕にあるとは思えないし。
つまるところ、何が言いたいかっていうと、ガス・ヴァン・サントは、間違いなく優れた映画監督であり、写真家でもあるってこと。
こういった写真集が出版されるってのは良い事ですね。

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