落書くファインアートもしくはグラフィティ

ニューヨークの地下鉄にはスゲーカッコイイ落書きがあるってのを知ったのは、もう20年くらい前かなあ。多分、グラフィティが写真集にまとめられた頃だと思うから、きっとそれなりに認知された頃なんだろう。知らねえよね。俺も知らね。

いわゆるファインアートってのは、何なのかね。グラフィティとか、ストリートアートとか、コンテンポラリーとか、アヴァンギャルドとか、何か新しいモノが出現すると、必ず何かにカテゴライズされるが、された瞬間に何かを失くしている。そんな気がするから、出きるだけ事象はそのまま受け入れるようにしている。他人に伝える時に1番感じるよ。例えば、新しい音楽なんて特にそう。この前盛り上がっていたHMVとかでもそうだったが、新譜を紹介するのに、必ずといっていい程、何かっぽさを伝えてくる。アニマル・コレクティブを思わすようなとか、ガレージ・ロックがどうこうとか、サイケが何だとか。本当にウンザリするよ。何それ。
そりゃなくなるよ。まあしょうがない。
じゃあ俺に出きるのかと言われれば、出来ないと即答することしか出来ないからね。

あ、話がそれてまたわけの解らない話に。今日はバリー・マッギーです。ストリートではtwst。このタギングアーティストが、大規模な展覧会をやってるなんてね。ビューティフル・ルーザーズでもほぼ中心に語られていたし。この人の持つ魅力も作品と同じくらい強いのだろう。亡くなってしまったパートナーマーガレット・キルガレン(Margaret Kilgallen)の作品もまた素晴らしい。でも今回紹介する本には載っていない。

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