Markのいる夏

去年の夏もMark Borthwickが来て、不思議な歌と音楽にのせて、虹を呼んだが、今年も来ました。来てくれた。東京にも。

今回は写真じゃなくて、デジタルハリネズミで撮った映像作品。強く、優しい日射しに照らされた木々や草花は、厚い葉が透けて見えるような透明感をさらけだして、まるで新しい色を形作るようである。太陽に向けられたファインダーを壊すような強い逆光は、色やカタチを壊し、境界を曖昧にして、ボケたピントは、とらえどころのない白昼夢のよう。
優しさに溢れた自然の中で、ファインダーのこちら側から、煙が漂ってきて、どうやら一服してるらしいとわかると、観客からは微笑みの音が聞こえてくる。
終盤では、水面に映った太陽が、揺れて、蠢いて、離れて、近づいて、またひとつになって、キラキラキラキラと。

至福の時間。映像が終って後ろをみると、すげー観客がいるの。びっくりしたよ。いやあ、良いね。Mark。たぶん、あれが愛だな。
頭の中にドンキーを飼ってる、小さな男は、今年もまた、何か言葉にしづらい、空気を残してくれました。面白い人だなあ。
大好きな写真家の1人です。

少しだけ在庫があります。是非ともご検討の程を。

http://www.flotsambooks.com/SHOP/PF00016.html