本屋の未来は考えない、俺は。

休憩行って、そのまま直帰しまーす。
休憩必要なくね?
もう帰れよ、それじゃあよ。

昨日の会社での俺。あ、1人会話ね。
いやあ、何なんスかね。
最近、全部自己完結してるよ。
まあ、良いや。そういえばさ、積読ってあるじゃん?あのさ、小学校の時にさ、親が離婚してさ、一時的にお祖父さんのトコに預けられてさ、まあ、夏休みの間なんだけど。で、お祖父さんってのがさ、田舎の人じゃなくて、都会の人なワケよ。だから、カブトムシは獲れないし、セミの抜け殻も集めない。で、秋が来てさ、夏の残り香を見つけてさ、「夏の抜け殻だね。」って呟いたら、お祖父さんがキョトン、でお馴染みのお祖父さんのウチに預けられるんだけど、そこでさ、お父さんが小説家で、本が昔から好きな子供だったって話を聞いてさ、急にお父さんに会いたくなって、出かける訳よ。住所だけを頼りに。
で、着いて、なんだかんだあって、招き入れられたお父さんの暮らすアパート。ちょっと汚くて、散乱してんだけど、本だけは綺麗に並べられてる訳。でさ、お父さんが、「そこの本はまだ読んでないから、触らないで」って言って、指差す先に積み上げられた本が。
の、積読
まあ、言ってみれば、買って読んでない本。一言で終わるんだけどね。
まあ、良いや、その積読本。大事よ、ホント。俺の中ではだけど。
例えばさ、
「あの本知ってる?」って聞かれてさ、
「知らない、何それ?」
これは3点。まあ、まず知ってるのは第一関門な訳よ。同じ知らないでも、
「何それ?教えて?教えて?」
これは5点。知らないまでも、知ろうとする心が良いっすよ。
「あー、知ってるよ。」
これは1点かな。こっちは知らないコト期待してんの!何で知ってんの?何でもしってんな、お前。ホントは知らないのに知ってる振りしてる場合があるしね。
「知ってる、知ってる。おもしれ〜よね。あれ。」
どこが?おめえにわかる訳ねえじゃん。バカか?なんで、0点。
「あ、買ったけど、まだ読んでねえや。」
やっぱこれでしょ。話はこっちからしやすいし、買うっていう行為がもう半分読んだようなもんだよね。
だから、何が言いたいかっていうと、俺って面倒くさい。話したくないよね、俺とは。
……は、はいぃ……。
何で、えっと、買ったら、もう読んだようなモンだから、別に読まなくても良いぜってコトよ。
まあ、よくわからんけど。

何で買ってください。
今日はこれっす。
湖子(うみこ)という美しい名前を持った京都の少女。パープルの編集長だったエレン・フライスからbeautyというテーマでの作品を依頼された時に最初に思いうかんだ少女である。国内でも活躍中の新津保建秀が撮った美しい写真集。この写真集が1番好きだな。新津保建秀の写真集だと。

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