天才だと

天才だと思う人は、本当に多い。
この人もやっぱり天才だと思う。
弱冠17才でラリー・クラークの「kids」の脚本を書き上げ、自らもその後、「ガンモ」「ミスター・ロンリー」といった映画を監督し、タカイシイギャラリーでは、カルキンを被写体とした一連の写真を発表。決して多作ではないけれど、卓越したセンスで撮られた画は、やっぱり僕なんか感嘆の声しか出せなくなる。

この写真集も良いっす。ユトレヒトでの取り扱いでお馴染みのニーヴスブックからの出版。彼の持つセンスとクラシカルな雰囲気が交錯し、ボカしたピントが、なによりも作品を終わらしていない。何だろ、この作品の魅力は。

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