Aaron Rose(アーロン・ローズ)

日本じゃイマイチ盛り上がりに欠けたBeautiful Losers。美しき負け犬とでも訳していただろうか。まあ、訳すよりもそのままカタカナでも良いからビューティフル・ルーザーズと言った方がしっくりくる。
負け犬っていうとどうしても酒井何某のいう負け犬が喚起されるから。
ルーザーは、やはりベックの歌うルーザーが1番近い。
どちらにしても、アレッジドギャラリーが果たした10年は大きい。それは、アーロンが持っているセンスによるところが大きいが、その周りに集まった人達の面白さは類を見ない程だ。バリー・マッギーらグラフィティアーティストから、Mark Gonzalesまで根底にあるのはスケートボードというストリートカルチャーであるのは自明のことである。

こういう面白さはを解する人達は自然と集まるのだろうか。今、現在もここ東京にも誰にも知られていないが、確かに何かが起ころうとしているムーヴメントの予感というか、新たな時代の胎動みたいな動きがあるんだろうか。あって欲しいなあ。あると信じたい。そして10年後、気が付かなかった自分に激しく後悔したい。

本日紹介するのは、大きなプロジェクトになってしまったビューティフル・ルーザーズ以前にアーロン・ローズがスケートをテーマに編んだ作品集。最高です。

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