パンクはパンク

今日は発送業務に追われ、嬉しい悲鳴。毎日これくらい売れれば良いのに。
売れて欲しい本は全然売れないが、それは僕が全然だめだって事。欲しいと思う人の為に欲しい本を提供するっていうとても単純な事が出来ていないという事実。
これからは電子書籍がドンドンと増えてくるだろうが、本というメディアがある限り、欲しいという人がいる限り、僕の気力が続く限り続けていきたい。

日本の電子書籍はかなり迷走しているみたいだ。既得権を守ろうとしかしてないから、いつになるかわからないし、出来ても淘汰されるのがオチだろう。市場はそんなに甘くない。何とか協議会やら審議会やら作って、みんなで足並み揃えて、これが日本標準だって垂れ流そうとしてるみたいだが、既に国際標準が出来かけてるのを無視して、全く違う規格でやろうとしてるらしいから、バカじゃなかろかと思う。まず最初に日本だけで商売しようとしてる気がする。そして誰もリスクを背負う事をしていない。
AmazonにせよAppleにせよ、好きか嫌いかは別として、良いか悪いかも別として、一社でリスクを背負って新しいスタンダードを作ろうとしているのに。しかも電子書籍の場合はCDからmp3に移行したという良い事例があるのにかかわらず。
まあ使い易いものを使うだけだから良いか。関係ないか。ただ、そういう事を解っている識者が多数派いるはずなのに、良い方向に向かっていかないのは、戦争中から変わらない日本人の特徴なのかもしれない。

気を取り直して今日はノーフューチャー。
iDマガジンの編集でお馴染み、80年代を代表する編集者、グラフィックデザイナーのテリー・ジョーンズが関わったパンク気っず達のストリートファッションスナップ集。元々はイギリス版だけだったけど、アメリカ版もでて、アメリカのファッションスナップも加えた内容。
パンクファッションは格好良いです。ロックを知識人や趣味の良い大人達からバカで品のない混沌とした若者に取り戻したパンクロック。本当は多分50年代の当時からずっと若者の手にあったけど、1つの形として、メインストリームに現れたのがパンクロックと呼ばれるものだったんだと思う。違うかもしれんが、違っても構わない。最近やっとそれに気が付いた。違ったら訂正すりゃ良い。間違ったら、直せばいい。恥ずかしかったら、恥ずかしがらなきゃいい。本当はリアルタイムにパンクを体験した世代の人に買って貰いたいけど、後追いでパンクに目覚めた若い人にもぜひ見て貰いたい写真集です。

http://www.flotsambooks.com/SHOP/FS00009.html