私的な。

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随分と前の事だが、ジャンルは全然違うが、本のネタなので、少し考えさせられるモノがあった。
茂木や勝間はこれに対してコメントを返してる。読む限りでは、何と釈然としないコメントか。と思う。ある人に言わせれば、論点をぼやかしている。まあそうなんだろうが、一生懸命やってりゃ、お前らの雑な仕事が良くなるのかってんだ。全力でやったから、それで良いのかっての。俺が見たいのは、お前らの全力じゃなくって、一生懸命やってる姿じゃなくって、良いモノ、感嘆するほどの結果こそを期待してんだよ。
創造する人として、作者として、その答えは貧困すぎる。まわりの皆さんが望んだから、私はそれに応えるべく、すべてに全力を尽くしています。それを後からどうこう言われてもって、バカか。バブルがどうこうってのはそれこそ瑣末な話だ。それこそ後の祭りだ。アフターフェスティバルだ。あ、最後のは違うな。問題は質の低い作品を、一生懸命、全力で生み出している事に無自覚もしくはそれを容認している自分、そして編集者、日本の出版システムだろう。客をバカにしてるか、見下してるんだろう。勿論、中にはバカもいるし、程度の低い人もいるかもしれない。しかし、発信する側は絶対に受信者を一括りにカテゴライズしてはいけない。大衆、一般の人、普通の人、どこにもいねーよ。ただ、概念としてあるだけで、大衆と言われている人達の実態は俺や貴方のような一人一人、個人個人の集合だ。それを自覚しろよ。本当は知ってる癖に。お前のその質の低い薄っぺらい内容の本を、自分の代表作ですと、お前の一番尊敬する人に贈れるにか?一生懸命とか、全力でとか、便利で狡い言葉で誤魔化すなよ。作者ならば。

あ、熱くなってしまった。夏の太陽のせいかなあ。ギラつく太陽が人を殺す理由になりうるカミュの世界もまた魅力的。
関係ないけど。

そうだ。そんな時には、素晴らしい本を紹介するのが本屋の役目。僕がどうこう言うより、市場に淘汰されるだろう。お金を出して買うお客さんは決してバカじゃない。
今日はこれだ。
Hedi Slimaneの写真集。3冊組で素晴らしい内容。

http://www.flotsambooks.com/SHOP/PF00012.html