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何年ぶりかに音楽雑誌を購入。
ユリシーズってご存知っすか?ただいま4号まで絶賛発売中っすよ。
今回の特集は、ブリティッシュ・サイケデリア。あの良い男だけど、妙なメキシコ人に見えなくもない七尾旅人が表紙。よく知らないから、褒めれもしなけりゃ、けなす事もできねーけど。

いやー、この時代に濃い内容。湯浅学大貫憲章なども執筆者に。実は知り合いというか、お世話になったり、色々教えて貰ったり、影響を受けた人も書いてる事を知ったので、購入。購入する事は、消費者たる私にとって、リスペクトする数少ないが、何よりの手段。百万の褒め言葉より、売ってるんなら買えよって事だなあ。

こういう濃い内容の雑誌が出てるって事はまだまだ捨てたもんじゃない。今は年4回のペースで出ているらしい。雑誌は近年廃刊、休刊が多く、雑誌というメディアの根本が考え直されないと駄目な時期に来ているが、少なくても僕には雑誌が必要なのだ。売れたから不定期刊行が季刊になり隔月になり月刊になって、作りたいから出しているのか、出すために作ってるのかわからなくなる雑誌も多い。
だから是非とも新たな指針として、クオリティの高さを保つことで継続出来るところを見せて欲しいと思うよ。

今日は雑誌ってことで、この雑誌。鬼才アンドリュー・リチャードソン編集によるRichardson A1。この発行が1998年と10年以上前だが、最新号のA4が出たのは、なんと今年2010年。雑誌でもこれくらいのペースで良いのかも知れない。まあ時間を掛ければ良いってことじゃないけど、それくらい掛けて納得行くモノを作って貰いたいなあ。掲載されてる作家も良いっすよ。いまだに第一線の人ばかり。見る目があるなあ。

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