戦前の

僕は基本的にものすごく古いモノにはあんまり興味がない。
特に戦前というと、ユースカルチャーも無いような時代なので、50年代以降のほうが好き。勿論、戦前にも興味深い事は山ほどある。バウハウス然り、ロシア・アヴァンギャルドをはじめとする東欧などのアヴァンギャルド運動、日本のモダニスム芸術、mavo、ダダや、アールヌーヴォーなど主にローリング・トゥウェンティー1920年代を中心に面白い時代だとは思うが。興味はあるが、中心ではない。

関係ないけど、昨日友人のギャラリーに写真の展示を見に行ったら、島尾伸三がいらしてた。おー。素晴らしくカワイイ写真集「まほちゃん」でお馴染み、ミューズの父上だ。とか思って、お手すきの時を狙って挨拶。
いやー、そしたら、俺、名刺を忘れてて。。何か遠くから聞こえてたんだよね。島尾さんが名刺を集めているとかなんとか。あーあ、何で持ってないんだ、俺。しょうがないから、握手してもらって、はじめまして、とか、本屋なんですよ。とか挨拶。
「本屋はどうですか?」とミューズ父。
「いやぁ、キビチイです。」と、名刺を忘れた事から、微妙に緊張して、変な言葉使いの俺。

「厳しいのは、名刺を忘れた(りする)貴方に原因があるんでは(笑)」と厳しい一言。(多分、悪気はない感じ)
そうなりゃ、こちとら、いつものうすら笑い。ははは。とか、へへへ。とか、「そうっすね」とかいつもの感じ。

展示はスゴく良かった。戦前の日本写真。中山岩太、ハナヤ勘兵衛など。良いなあ。

当店には特に何もないかなあと思って、探したら一冊だけありました。安井仲治の展覧会図録。これ、良いですよ。

http://www.flotsambooks.com/SHOP/PH00064.html