楢山

昨日は勝手に新しい物語が湧いて来た。
特にどういう事かわからんが、ある日、あるとき、急に物語のプロットが頭に浮かぶ。

この感覚って、普通に誰でもあると思ってたけど、どうなんだろう。他人と共有した事がないから、あれだけど、普通はあまりねーのかな。
感じ的には、昔聴いてた音楽を不意に聴いたときに蘇る記憶だったり、漂ってきた匂いに思い出す雰囲気だったり、久しぶりに会った知人がやっぱり嫌なヤツだったので、ホントに殺してやろうかなって思ったり、すれ違い際に肩がぶつかって、「ドコミテ歩いてんだ?コラ!」って顔されてシュンってしたり。
あ、最後の2つは明らかに違う。ま、良いか。で、肩がぶつかって、シュンとして、遠ざかる後姿に振り返りゃしないかと若干ビクビクしながら「お前もな!!」とそっと呟く感じね。あれ、何か違う。違うとこ掘り下げてた。しかも嘘だし。

あー、何か面倒くせ〜や、この話長くなるし、オモシロくねーし。人 の夢の話とか最高につまらんよ。寝た時にみた夢も、起きてる時に語る夢も。他人に言ったからって裏書きされる訳じゃねーよ。お前、必死な、自分プロデュースに。聞きたくね〜よ、笑うとこ無いわ、同意しないと変な空気になるわ、持ち上げようとすると、そんな事ねえよ。って謙遜するし。知ってるよ、お前がそんな事ねえのは。お前以外みんな知ってるし。面倒くせ〜。

な、面倒臭いし、話が進まない。
で、新しい物語の話。タイトルはNarayama。65歳以上を棄てる新たなる法律の施行した主人公と打ち捨てられた先、北海道に独立国を築く老人の話。
あー、やっぱり詰まらない。ふつうに姥捨山で良くね?もしくは楢山節考。あ、やべ、これ、あれだ。盗作だ。そういや老人の国の主人公は「おりん」っていう歯が丈夫なお婆さんだし。あー、まあ良いか。誰にも言ってねえし。

はい。今日も紹介しますよ。さらっと。
ルネ・グリュオーの作品集というか研究書。グリュオーとファッションというタイトルの本ですよ。
写真がファッションのイメージを代弁するまでは、イラストこそが最先端の表現でした。ウチの店でも唯一売れてるグリュオーの本。ちょっと図版が少なく感じるかもしれませんが、オススメですよ!!

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