space odyssey!!!

はい。
宇宙からこんにちは。
僕ですよ。

いやぁ、どうっすか最近。
今、パソコンから書いてます。楽だねー。iPhoneと比べると。。。
手で文字を打ってる感じがするなぁ。そりゃそうだけど。
違うのよ。頭で認識する前に、文字がディスプレイに映し出される感じ。わかるかなぁ。

あ、もしかしたら、俺、あれかも。ジャック・ケルアックかもしれん。
うおー、そうだったのか。俺、ケルアックの生まれ変わりかもしれん。
いやぁ、何かあれっすね。
すげー、虚しいですね。虚しいっていう字が、もう寂しい感じが抜群に強いもんね。

あー、良いの良いの。関係ないの。
そんな事で、いちいち凹んでたら、生きてゆけんぜ!この先30年。
そうそう、この前、あそこに行ったのよ。
Ryan McGinley等を取り扱っているTeam Galleryの作品が、東京は恵比寿、Martin Margielaの2階に新たにオープンしたギャラリーここってところに来てるって言うじゃない。知ってたんだけど、やっと行って来たのよ。

まさかの作品の少なさね。
全部で9点。まぁ良いけどさ。Ryan McGinleyの作品を日本で見られる機会ってのもなかったじゃない。今まで。
それだけでも行く価値があるじゃん。
で、ギャラリーって事は販売もしてるんでしょ。美術館と違って。
美術館みたいに、今回はこれっすよ!如何?どうっすか?これ。スゴいっしょ。これがアートっすよ!!
しっかり鑑賞してちゃうだい!みたいな感じじゃなくてさ、もっとさ、商業のパワーっつうのかな。
そうそう、知ってるこれ?どう?良いっしょ!!!
でさ、
うお、良いっすね!これは格好良い!部屋に持って帰りたい!飾りたい!所有したい!
で、幾らなの?正直幾らなの?
ナンボや?この作品ナンボや?で、オレがこれ買ったらオタクになんぼ入るんや?うお、ぼったくりちゃうんか?
ってなもんでさ、
作品のパワーを受け取るだけじゃなくてさ、もし自分と折り合いがつけばさ、買う事も出来るわけじゃない。
買うってのはさ、何よりリスペクトな訳よ。何度も言うけど。
100万の言葉より100万円とは上手く言ったもんでさ、あ、それはオレが今言っただけなんだけど。
格好良いっすね、良いっすね、美しい、素晴らしいって言っててさ、そんなに言うならじゃあ買う?
いや、ちょっと。。。。
じゃあさ、受け手としてどうなの?って思う訳よ。
迂闊な事言ってんじゃねーよっていう事なのよ。作品と全く相対してねーよ。そんなヤツは美術館でも行って、いやぁやっぱピカソは素晴らしい。セザンヌは本当に美しい。ゴッホの作品は鬼気迫る。だのなんだの、誰かが言った評論をさ、解りもしないで、繰り返してりゃ言い訳よ。受け売りを受け売って生きてけよ。で、良くご存知ですね!アートにも造詣が深いとか言われてろよ!羨ましい。うお、それはそれで羨ましいな。何一つ生み出していないのに、ちょっと尊敬されている。あ、オレはそっちが良いや。今までの無し。オレはそっちだから。そっちの人間っす。

まぁ、良いや。

で、ギャラリーここっすよ。Team Galleryを呼んだまでは良かったが、売っていないっていうじゃない。今回は紹介だけで、もしご希望でしたら、Team Galleryに紹介しますよ。とかヌルい事言ってんの。
何それ???
売ってねーの?
作品が素晴らしいのはわかる。面白かったし。展示も良かったけどさ、それじゃ美術館と同じじゃん。
あんな人の金使って、しょうもない展示ばっかりやる美術館とスタンスが同じじゃん。
来いよ!もっと商売に来いよ!!売れよ。売れるもんはさ。
そういうの本当につまらんよ。

すげーさ、珍しいモノをさ、並べてるだけで、あ、これ非売品なんすよ。って言ってる店と同じかよ!
自慢するなら他でやってくれ。自慢するならギャラリーとか言うなよ。ショールームここにしなよ。
ギャラリーのさ、素晴らしいところのひとつはさ、自分の金でさ、自分の眼でさ、自分のリスクでさ、アーティスト見つけて、作品を買ってさ、それをさ素晴らしいっていって売ってるところにあるんだよ。良く考えたらスゲー無茶苦茶だよ。よくやっていけてるなぁって思う事も多々あるよ。
それを履き違えてんだよ。
これ良いですよ。見ます?
じゃねーの。どこの金持ちだよ。

おい、親切を履き違えてんじゃねーぞ!!

あ、この前ラジオで心に響いた言葉。
コンビニでさ、ババアがカップラーメンのお湯を入れてくれたんだけど、後入れとか全部先に入れて、作ったんだって。
その時に出た言葉。
いやぁ心がこもってるよね。
こんな生きた言葉を喋ってたいよ。オレも。

あー、思ってもいない悪口が出たけど、普通に良かったですよ。展示。
ただ、貧乏でもさ、生活に困っててもさ、アートくらい買いたいって話よ。
必要なもんだけで生きてくんならサ、立って半畳、寝て一畳な訳よ。禅寺でも行って、悟りの果ての往生でも探しに行くよ。
不必要な物、まったく無意味な物にこそさ、意味や要をさ見つける事が出来ればさ、豊かな心がさ、あれ、要らねーな。豊かな心は要らない。
まぁ何でも良いや。いい気になりてーなぁ。いい気なもんだって言われたい。

それではそれにちなんで今日はRyan McGinley(ライアン・マッギンレー)。
やっぱり初期の作品が好きです。一番。ニューヨークに出て来てさ、Dash SnowやルームメイトだったDan Colenなんかを撮っていたスピード感に溢れる日常とフレッシュな感性、さながらスケートにこれから行くような疾走感と刹那的な若さへの自覚。そしてブルース・ウェーバーティルマンス、クラークを少し彷彿とさせる懐かしさ。写真史にも造詣の深いライアンだからこそのこの作品世界。そして、作品事に明らかに進化を続けるこの才能にこそ、期待と落胆と焦燥と賞賛を手向けるべきだ。そして何より日本でも作品を少しでも扱うべきだ。
それより何より、本当に昨日潰れると思った僕の一日に対して、何かを買ってついでに僕の本屋もリスペクトして下さい。
いやぁ、自分でリスペクトしてくれって頼む古本屋なんていないよ。俺くらいだよ。もうこうなりゃ恥も外聞もないからね。恥なんてもう死ぬ程かいてるっての。生きていてすいませんってなもんよ。あ、俺、太宰治の生まれ変わりかしらん。
もう明日の心配をしたくない。あー、他の店全部潰れないかなぁ。

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