公園でデビュー。
あー、金持ちに成りたいってヤツは金持ったまま死んじゃうぜ。マジで。
金持ってどうする？使えよ。
物価が1000倍くらいになんないかなあ。そしたら、金持ちも、貧乏人もほぼ同じラインからスタートできんじゃね〜の？
まあ、スタートする前に、俺は餓死だろうが。
ま、良いや。この前さ、練馬のほうに行ったのよ。会社の用事で。
それがさ、ウチの会社さ、あ、今、うる星やつらのラムの真似じゃねーよ。ま、良いや。で、会社にさ、意味なく週に何日か来るシステム関係のバイトがいるのよ。仮に名前をハマーとしようか。
でね、ハマーは大学生なんだけど、3週間くらい来なくなって、連絡も取れなくなったのよ。しょうがないから、スタッフの人望を集めてる俺が様子を見に行くコトに。あ、誤解がないように言っておくと、人望が既にある訳じゃなくて、今集め中ってところよ。さっきの言い方だと、人望を一手に集めてるカリスマみたいになったかなあって思って。
で、未来のカリスマ、将来の夢先案内人たる俺の出番ね。ねーよ、俺に未来は。
まあ、行ったのよ。練馬方面へ。まあ、まず乗り越しね。あれ、ここどこ？って思って、いったん戻って、また電車乗ってさ、それで、最寄駅についてさ、もう一回、ここどこ？って思ったねえ。
いやあ、そりゃあ知らない駅でおりたらそうなるよ。で、地図を片手にテクテク歩く。そういや、歩く時の擬音って何でテクテクなの？そういえばさ、タクシーの代わりにさ、歩いて行くコトをテクシーって昔の人は言ったらしいよ。チョーおもしれ〜。うわ、笑えて来た。今日、どうやってきたの？いやあ、テクシーで。
ぶは。ふはははは。ってなもんでしょ？チョーおもしれ〜。レーサー100みたいな。うわ〜、それも懐かしい。
あれ、何だっけ。
どこまで話したっけ？
あ、俺も使ったのよ、テクシーを。でね、歩けども、歩けども、近づかないのよ。目印が。でっけ〜道路脇のでっけ〜建物って歩いてたら近づけない仕掛けになってんじゃないかなあって思ってたら、着いてさ、目的地近くに。
まあ、そっからだよ。わかんないのは。
何とかハイツなんだけど、地図の場所にはコーポ何とかだし、入り口は見当たらねえし、近くの住民は部屋着か寝巻きかボロかわかんね〜やつ着てウロウロしてるし。アレだな、きっと。
あのさ、馬に乗ってさ、ボールを追いかけるスポーツをトレードマークにしてるブランドのさ、B級ラインがボロだったよね？
……さ、さあ…。
知らねーよ、同意を求められても。
それにしても、いつからひとは自宅と近所の境界線が無くなるんだろうね？
コンビニは自宅の延長線上じゃないよ。ちょっとそこまでが限りなく遠くなりけり。
あと、ドンキホーテにいる白いジャージの若夫婦かカップルは住んでるの？
知らねーよ、それも。
はい。そこに俺登場。あの辺で事件が起きてたら、十中八九疑われるでお馴染みの俺。でも、目的のアパートが見つからないからしょうがない。近所のおばさんに聞くと、そこだと言う。え、入り口は？って聴くと周り込めって言う。何だこりゃ、俺リアルにロープレでもやってる気になって、どうもありがとう。も言わず、目的地へ。去り際に、おばさんに不動産関係って聞かれたから、はい。と答えたら、多分、留守だよ、との事。まあ、折角来たからドアをノック。出て来ない。電話を掛ける。出ない。暫く息を潜めて待ってると、様子を見に出てきたところを捕獲。
ふざけるなよって言って、さっき息を潜めてた時に誰か来たら気まずいだろうとこの辺で事件が起きてたら、俺が疑われるんだぜ、お前がいるのに。俺の前にお前を疑えってのが捜査の鉄則だよ。と、訳のわからぬ説教をして帰宅。自分の事しか言わず。
で、帰り道に発見。
何これ？
これ「気」と「木」を掛けてんの？
掛詞になってんの？
とか言いながら、1人ハイテンション。
来て良かった。
いやあ、良いね。
じゃあ、今日も本の紹介を。
コム・デ・ギャルソン・シックス。コンプリートセット。
comme des garcons sixth sence 8 vols. Complete set.
関係者や優良顧客に少部数配られたギャルソンの印刷物。
モノの持つパワーを感じるねえ。刺激的なイメージの数々は川久保玲という稀有な存在の一端を垣間見れるようで、本当に素晴らしい。英語でも書いたのは、検索で引っかからねえかなあっていう俺のヤラシサね。
頑張れ俺。最近の俺の口ぐせ。頑張ってもね〜。最近の俺の口ぐせ。
